社長の気まぐれ #9 学生のうちからチャレンジすることのすゝめ

こんにちは、代表の室田です。

20代もそろそろ終わりに差し掛かり、「学生起業家」と呼ばれることも少なくなってきた僕ですが、僕が起業した当時と同い年くらいの大学生と会うとよく聞かれるのはやはり “起業した理由” です。

起業家になった理由は? 私も起業家になりたい!など理由は様々ですが、今回は『地方での学生起業』をテーマに、僕が起業した理由をお話したいと思います。

 

  

サービスの先に人がいた

先述したように、僕のもとへは「なぜ起業家に?」という質問がよく来るのですが、自分自身は元々起業しようと思って学生時代を送っていたわけではありませんでした。

高校時代からパソコンが好きで、大学在学中の頃からエンジニアとしてWeb、iOS、セキュリティ、ネットワークの領域に専念。元々はそのままエンジニアになって、ものづくりをしたかったという想いの方が強かったです。

きっかけになったのは、アメリカで開催された株式会社メルカリのインターンシップへの参加です。
社会人の練習とともに、‟大学で勉強してきたことの先” に触れる機会をここで得ました。

それまではサービスを使う人、つまりマーケティングについて考えたことが正直無かったんですが、「僕らが生み出したサービスの先にはそれを使う人がいるんだ!」と気付いてからは、このサービスは誰のためになるのかなど、マーケティング的な思考もするように変化しました。

『エンジニアより、エンジニアリングを使って社会の為になる何かを作りたい』

この気持ちが最高潮まで達した時、それを叶えるための手段として僕は起業をしました。

   

  

誰のどんな想いが根底にあるのか

学生からの質問として次に多いのが「起業家になりたい」という相談です。

最近では色々なサービスが世の中にあり、なんなら飽和状態にあります。
「良いアイディアを思いついた!」と閃き、いざ調べたら既にもうあったり。

そこで、『自分がそのサービスを提供する理由』が大事になってきます。

何を変えたい? なぜ変えたい? イノベーションを起こすってどういうこと?
この部分を腹落ちするまで考える必要が大事になります。

僕の場合は Makers University がこの内省を助けてくれました。
このプログラムでは、同世代の熱量を持った仲間が、本気で社会を変えたいと動いていたり、自分達の原体験からの学びを事業という形に落として展開していました。
ビジネスの観点を学びながら、地方の良さ、そして本当にやりたいことに気付きました。

とは言え、最初のアイディアって大体上手くいかないことが多い。
それでも続けられるのは、先述した『自分がそのサービスを提供する理由』をしっかり考えた人だけ。

なんでこのサービスを自分がやるんだっけ?と振り返ることができるのは、経営で苦悩が起こった時に乗り越えられるための理由になります。

自分が考えられるようなことは、大体他の人も考えている。
そこで、「誰が」「どんな想いを持って」「やり続けている」、そして「その想いにかける熱量」が大事だとなってきます。

サービスは時代や状況に合わせて変えてもいいと思いますが、この考え抜いた根本の想いは変えてはいけないですね。
インパクトを残すために、僕も試行錯誤を続けています!

   

   

   

今、起業を考えているあなたへ

学生起業自体は、手続き等を含めとても簡単なものになってきました。
起業は手段と言いましたが、僕自身は学生起業をおすすめします。

学生って、とても良いポジションだと思うんですよね。
特定の企業の会社員とは違って、他社への訪問や異業種へのインターンシップへの参加も簡単にできます。

僕自身もSNSでDMが来たら、できる限りお会いするようにしています。使える時間も多く、成長ができる時期ですよね。

これらの学生だからこその特典を活かしつつ、『人を巻き込む力・頼る力』を学ぶべきだと思います。
『頼れる力がある』ということは、自立しているということ。
せっかく起業をした後でも、全て自分自身で回しているといつかはパンクしてしまいます。
適切に役割分担やタスク配分をチームで行い、人に頼ることが、企業を成長させるための方法だと思います。

個人的にはメンターとまでは言いませんが、頼れる大人が周りにいるといいと思います。
また、社長は得てして心に不調を来たしやすいので、心の不調を感じられることや、その不調を穏やかにさせる方法も学んでおくべきだと思います。

不調を感じた時は僕はサウナに行きます!良質なアウトプットには休息も大事!

他に学生起業をした僕が悩んだこととしては、『僕自身が思っている自分と、周囲からのイメージが乖離していることがあった』ことでしょうか。

自分はまだまだなのに、周囲からの期待が大きすぎて、その差に負けそうになったこともありました。自分は自分、根本の想いは揺らがず…!

今では僕も先輩起業家として学生にメンタリングを行ったりしていますが、周囲の大人は持ち上げた責任をしっかり取らないといけませんよ!(笑)

学生起業、ベンチャー企業就職、大手企業就職…
たくさん考えて、たくさん悩んで、一歩踏み出す勇気を持ち、自分の選んだ道を進んでください。

新潟で学生起業をしたいと決意した方は僕へDMか、SN@P新潟にご連絡ください。
新潟のベンチャー界隈も新規起業家を応援しています!



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