『副業を通じてロマンのある人生に』
ともるいは、都会にいながら副業として
地方で働くことができるサービスです。
ともるいライフでは、ともるいを
活用していただいた方々を紹介していきます。
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今日ご紹介するのは
新潟県佐渡市「尾畑酒造」の尾畑さん
プロモーションプランナーの熊谷さんです。
お二人は令和3年4月ともるいを利用してマッチングし
現在も副業として一緒にお仕事をしています。
1892年創業、新潟県佐渡市に蔵を構える尾畑酒造。
新たな取り組みとして2014年から「学校蔵プロジェクト」が稼働しています。
「日本一夕日がきれいな小学校」と謳われていた、新潟県佐渡市の旧・西三川小学校。
少子化の影響から2010年に廃校となりました。
136年という歴史ある校舎を「酒造りの場」として甦らせたのが、
5代目蔵元の尾畑留美子さん。
年齢、国籍問わず、多くの“生徒”を受け入れてきた学校蔵。
もちろん卒業生もたくさんいます。
今年より卒業生の集う場として「同窓会」の開催を夢見る尾畑さん。
今回、地方の企業と都会で働く人とのマッチングサービス「ともるい」を通じて、
学校蔵プロジェクトの同窓会の企画を共に考えてくださる方を募集しました。
魅力的なプロジェクトに関わることのできるワクワク感
ーーーー「ともるい」尾畑酒造の案件に応募したきっかけを教えてください。
熊谷:副業を行うのは今回が初めてでした。
アウトソーシングのサイトに登録して色々仕事を探したのですが、事務作業が多い印象でしたし、登録している人が多く案件が回ってこないということがありました。
本業もあるため、やっぱり副業を行うのは難しいのかな、と正直諦めかけていましたね。
そんな中、ともるいのサイトを見つけたと言う。
熊谷:「ともるい」は、他のサイトと案件の紹介のされ方が圧倒的に異なっていると感じました。
地域に寄り添った案件の書かれ方であったり、写真が綺麗であったり。
他のサイトと違うデザインだったので興味を持ちましたね。
ともるいのサイトで色々案件を見ていく中で、尾畑酒造の「学校蔵」がすごく心に刺さりました。
『なんて素敵な場所で酒造りされているのだろう!』と感動したのを覚えています。
「学校蔵」だけでなく、尾畑留美子さん自身にも興味を持ったのだそう。
熊谷:東京で働き、その後蔵を受け継ぐために佐渡にUターンして5代目蔵元に。
佐渡でのトキ復興プロジェクトなど、お仕事以外の活動も積極的にされている姿に女性としての憧れを抱きました。
「なんてパワフルな方なのだろう…!」
学校蔵の同窓会の企画を考えるということにも、ものすごくロマンを感じましたね。
本業とは別に、ロマンのあることができたら自分の人生も潤うかな、とワクワクしました!
ロマンを感じられる副業ってなんだか素敵ですね。
「ロマン」という言葉に熊谷さんの様々な想いが込められているように感じます。
熊谷:私はずっと東京で暮らしてきたので、地方に縁のある場所がそんなになくて。
コロナ禍で東京以外でも働けるのではないかと考える機会が増える中、
もし何かのきっかけで東京を離れるとなったなら、地方で馴染みのある場所があるといいな、となんとなく思っていました。
案件をいくつか見ているうちに、ともるいだったらそれが可能になるのではないかと感じました。
副業でお仕事しながら、縁のある場所・第二の故郷になりそうな場所を見つけることができるなんて、良いこと尽くしですよね!
ともるい運営にとって一番嬉しいお言葉です…!
バイアスを取り除いてくれる存在
ーーーー今回の案件はとても人気で、16名もの方から応募がありましたね。
尾畑:そうですね。応募してきてくださった皆さんは優秀な方々ばかりで、本当にありがたかったです。
その中でも特に熊谷さんは、学校蔵の同窓会のイメージがとても具体的でした。
学校蔵のことに関して詳しく調べてきてくださって、様々な角度からアドバイスをいただくことができました。
色々とやりたいことがたくさん浮かんでくるのですが、いざ形にするとなると社内だけではどうしても煮詰まってしまうんですよね。
議論が行き詰まってそれ以上先に進まなくなってしまう。
そこで、手軽に外部の人から意見を貰えるというのは本当にありがたいことだと感じます。
尾畑酒造でも、酒造りを行いながら他の仕事をする社員が複数人いますが、彼らからいつも新たな視点を貰えるんです。
やはり別の視点があるというのはとても大事なことですね。
社外に自分達と違う視点を持つ優秀な方がいるのは、とても心強いですよ!
尾畑:ご時世柄、熊谷さんに佐渡に来てもらうことはできなかったので、仕事のやりとりは全てオンラインで行っています。
基本的に月1回程度の面談で、私たちが考えていることや悩んでいることを聞いていただき、
その内容をもとに熊谷さんにスライドを作成してもらい、一緒に企画の方向性を定めていきました。
私たちは良くも悪くも学校蔵をよく知っているので、色々と企画を思いついても
「できないのではないか」と無意識に制限をかけてしまっている部分が少なからずあります。
熊谷さんは実際の学校蔵を見ていないからこそ、想像力が膨らんで、私たちだけでは思いつかなかったような視点をいくつも下さいます。
私たちが無意識にかけているバイアスを破ってくれる存在ですよね。
具体的な事象を抽象的に、抽象的な概念を具体的な事例に落とし込む、
この部分をサポートしていただけたことで、自分の描くビジョンがより明確になりました。
例えば、「ディズニーランドで花火をあげたい」という夢があったとしても、花火の色や形、大きさなど人によって描いているものは異なりますよね。
熊谷さんはこの具体的にイメージさせてくれる力に長けていて、とても助けられました。
何と言っても、熊谷さん自身が同窓会企画を楽しんでくれていて、それが本当に嬉しいですね。
ただお仕事を依頼する側、依頼される側としてでなく、
一緒に取り組む仲間としてお仕事されていることが私たちにとっても嬉しいです!
会社の一員としてではなく、「個人」としての価値が見出せる経験
ーーーー副業を経験してみて、気付いたことは何かありましたか。
熊谷:今回初めて副業に挑戦しましたが、実際に応募するとなった時に「私個人として何ができるのだろう」と少し不安だったんです。
私のできることを棚卸ししてみると、プロモーション設計の経験はあっても、社内外のメンバーの力を借りてきたので
個人でできることが「コレ!」と言えるものが思いつかなくて…。
これまで、大きい会社さんと会社を通じてお仕事することが多かったので、私個人で、しかも経営者の方とお仕事をさせていただくということに初めは正直びびっていましたね(笑)
そんな気持ちはありながらも、新しいことに挑戦してみたいという想いで勢いで応募しました!
会社に属していると、必ずしも自分の意見が通るとは限らなくて…
私のアイデアが学校蔵の企画にそのまま反映されるという経験はすごく貴重なものでした。
確かに、裁量権の大きいお仕事はやりがいを感じられますよね!
普段会社勤めしているとなかなか経験できないようなことが、副業だと可能になるんですね。
実際に副業をしてみると思わぬ発見があったそう。
熊谷:お話を聞いていくと、尾畑さん自身にあんなことやりたい!こんなことやりたい!という想いがたくさんありました。
尾畑さんもお忙しい中で学校蔵の同窓会を形にしていくので、具体的な方針を決めることを心がけました。
言葉をシャープにすることで、やるべきこともシャープになっていく。
尾畑さんにもこの部分を高くご評価いただきました。
私は尾畑さんと雑談している感覚でしたが、私と話すことで頭がスッキリしたり、
具体化する時に言葉の精度を上げることが価値になっていると気付けたことは、私にとって大きな収穫でした。
今後、副業をやっていく上での目安にもなりましたし、本当に良い経験をすることができました。
すごく自己肯定感を高めてもらえる経験だな、と感じました!
「副業」という選択肢があること。
熊谷:会社から離れて一個人としてお仕事できるのが副業の良さですよね。
とは言え、独立っていうところまでは、子供が2人いる主婦でもあるし、
私自身が社会に何を提供できるのかもいまいち固まっていない中ではなかなか踏み出すことが難しいですね。
なので今回、良い頃合いで活躍できる場を提供していただけたなと思っています!
お子さんを2人持つ主婦の熊谷さんが本業を行いながら副業にも挑戦されている姿に、私も含め勇気を貰える人がたくさんいると思います。
熊谷:なんとなく、副業はお金だけじゃない価値があるだろうと思ってはいましたが、
実際にやってみて改めて分かったこと、初めて分かったことがたくさんありました。
地方の行ったこともない場所にいる方と繋がり、
普段の生活では関わる機会の少ない経営者の方と対等に向き合い、憧れの女性と仕事をする。
貴重な体験をし、思っていた以上の価値をたくさん得ることができ、とても満足しています!
ロマンを感じる感謝のかたち
ーーともるいでは、「モノ払い」(報酬を現金ではなく企業様の商品などをお送りする)という制度を導入しています。
熊谷:いや〜、本当にお礼としてお酒が貰えるなんて驚きです。
会社の先輩と、このデジタルの時代に現物でギフトが貰えるってすごくロマンがあるよねって話をしました。
憧れの方とお仕事できて、しかもお礼にお酒もいただけて、本当に幸せです。
もともと日本酒は好きなんですよ。もったいなくて、ちびちび飲んでいます(笑)
なんだか、自分かっこいいことしてる✨という気分になれました!
熊谷さんと尾畑さん
二人三脚で作り上げた「同窓会」
年齢・国籍・肩書き関係なく、皆が“生徒”として母校に集う
素敵な会になるといいですね。
2021.09.15