こんにちは、代表の室田です。
新潟も梅雨が明け、じわじわと暑くなってきました。
今回の記事ではタイトル通り、地方のベンチャー企業で働く際のマインド的な部分について書いていこうと思います。
自由と責任がトレードオフにはなりますが、自分の力量で様々なことに挑戦できる企業がベンチャー企業であり、最大の魅力です。
代表である僕や、COOような幹部層はもはや “働く” の域を越えて、プライベートと仕事が入り混じってたりもします。常に頭の中では会社をどのように成長させていくべきか考えています。これが良いことなのかはさておき(笑)
人数にもよると思いますが、10人以下の企業だと会社のビジョンやミッションに共感した、同じような考えを持つメンバーが集まっています。
これが10人以上になると専門的分野の採用が増えたり、30人程度だとより数字を意識したオペレーション重視の組織になるための仕組みができたり。
100人まで増えると横分割の組織(部署制)になるとよく聞きます。
学生に、「ベンチャー企業と大企業のどちらが良いですか?」と度々聞かれます。
回答としては
- そのベンチャー企業が何人規模の企業かということ
- その学生が何を企業に求めているか
で答えが変わってきます。
ベンチャー企業と一括りにいっても、どのタイミングでジョインするかでだいぶ環境が変わると思います。
乱暴な言い方かもしれませんが、地方では、まだまだベンチャー企業について知らない人が多いと感じています。また、ベンチャー企業は 「挑戦したい人」には向いていますが、「安定」や「働きやすさ」といったことを重視する人にはおすすめしないのも事実です。
ベンチャー企業は0から1を生み出し、それを拡大し、そこから枝葉を伸ばして成長を目指していくものです。
人、モノ、資金、時間…
大企業で普通に揃っているような環境は正直整っていないことが多く、与えられた仕事だけをただこなして報酬を貰いたいという方には向いていません。
反対に、無いものを自分でどう工夫するか、どうするとおもしろい仕事ができるか、などを考えるコトがワクワクする人にはぴったりな組織ではあります。
新しいSaaSを活用したり、最近だとChatGPTを仕事でもフル活用するなど、働きやすい環境も自ら生み出すことができますし、僕としてはメンバーにどんどん提案して欲しいと思っています。
リぺリアも当初の企業形態とはだいぶ変わってきましたが、業務内容、メンバー、オフィスなど、様々な変化が日々起こっています。
カオスを楽しめる人はぜひベンチャー企業に挑戦してみていただきたいと思いますね。
大企業での会社員としての経験もある僕からの働き方Tipsとして、
- 働きやすい環境と領域を自分で作ること
- チーム内の信頼を得ること
このふたつを提案したいと思います。
まず『働きやすい環境と領域を自分で作ること』についてですが、「この領域に関しては組織の中で、自分が一番強みを持っている」というようなポジショニングを形成することで、それ以外の業務にアサインされる機会が減るなど、自分の働きやすさに繋がります。
すなわち、圧倒的な強みがなければ、あれもこれもとタスクが増えていくことが多くなっていくのではないかなと思います。
ただし、得意な仕事だけをやっているだけではなく、自分がこの領域で活躍したいという意志を持ってその領域にコミットする必要はあります。
現在のリぺリアに置いても、人事労務周りは高野さん、動画クリエイティブに関しては小野さんという風に、少人数ながらも各領域で強みをもったメンバーがいます。
少人数だからこそ担当領域や強みはとても大事だと思います。
次の『チーム内の信頼を得ること』ですが、これはシンプルに信頼を得ると働きやすさが段違いに楽になるんですよね。信頼貯金です。
経営層やリーダーの決定や確認を重ねなくても「信頼しているあなたが言うならOK、進めましょう」というように。上司としてもまかせたくなりますし、自身も裁量を持った仕事ができるようになると思います。
ぼくたちも「地方に人を惹きつけたい」という想いを持っていますが、地方には魅力的な企業はたくさんあるものの、一般論として、就職したい会社がなかなかなく東京へ出て行ってしまう人が多い印象がまだまた強いです。
しかし、地方にも無くてはならない企業がたくさんあります。
それぞれの役割が地方には根付いている、
そんな印象を僕は持っています。
例えば、他県ですが山形県には ヤマガタデザイン株式会社 さんという企業があります。
ヤマガタデザイン株式会社さんは「ショウナイズカン」という庄内エリアでの求人マッチングサービスや、「スイデンテラス」というホテル事業、子どものための施設づくりなどをされている企業ですが、驚くことに株主はすべて庄内の企業や個人!
資本金10万円で始まったヤマガタデザインさんは、2022年4月時点で資本金38億円、従業員150名にまで拡大し、その想いに共感して転職したり、庄内に移住をした方もいたそうです。
庄内の企業と連携して当事者意識を持ってまちづくりをした結果、庄内エリアの土地の地価を上げることに成功。地方創生のお手本と言われています。
『地域が主体となってまちづくりをするきっかけとしてベンチャー企業の存在があった。』
これこそが地方ベンチャーのあり方だと感じました。
「自分の地元でやりたいことがないから、東京に行こう」
新潟にいるとこんな声も聞きますが、何もないからこそできる挑戦が新潟にはたくさんあります。そして、何も無いと言う人にこそ、もう一度新潟の企業に目を向け、面白いことをしている企業に気が付いてくれたら嬉しいなと思います。
地方のベンチャー企業で働いていると、自分がした仕事の結果がどう地域に影響しているかがはっきりと感じられる瞬間が多々あります。
ベンチャー企業同士、また、ベンチャー企業の想いに賛同した地元企業や大企業が集まると、ワクワクするような未来が描けると思いませんか?
誰とどんな仕事をしていくか…
自分の選択肢を増やしていけることが地方のベンチャー企業で働くことの魅力だと思います。
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